自己破産をして奨学金が帳消し?※5分でわかる破産宣告ガイド

自己破産をして奨学金が帳消し?※5分でわかる破産宣告ガイド

自己破産をして奨学金が帳消し?※5分でわかる破産宣告ガイド

家庭の経済的な事情などによって学費を支払うことが難しい学生を対象として、日本学生支援機構などの組織では奨学金の支給を行っています。
こうした奨学金にはもちろん返済が必要ないタイプのものもありますが、わが国ではそうしたタイプの奨学金はごくわずかであり、銀行の学資ローンなどの一般の金融機関からローンを借り入れるよりは低金利であるものの、卒業後に企業などに就職して得た給与のなかからしっかりと返済しなければなりません。
卒業後に経済的に困窮して自己破産をしてしまったという場合については、こうした奨学金についても債務の一種ですので、裁判所の免責許可決定を受けることができれば、当然ながら自己破産とともに以後の返済の義務はなくなります。
ここで盲点となるのが、奨学金貸与契約の際に契約書に署名している連帯保証人の存在です。
連帯保証人とは、借金をした本人が事情により返済ができなくなったときに、文字どおり本人の連帯責任を負って、かわりに債務を返済しなければない義務をもっている人のことを指しています。
奨学金では通常は両親や親戚などといった近親者が連帯保証人になっているケースが多いとみられますので、たとえ自己破産によって本人が免責になったとしても、連帯保証人にまではその効力が及ばないため、日本学生支援機構から一括して残りの債務を支払うように連帯保証人のもとに請求が来てしまうことがあります。
このような債務から逃れるため、場合によっては連帯保証人までもが自己破産をしてしまうことも考えられますが、病気や失業などのやむをえない事情があるときは、まずは返還期限の猶予を検討したほうがよいでしょう。